the tunnel of love Rivne -愛のトンネルと蚊と草ー


この頃めっちゃカラオケに行きたくって堪らない私、しおりです。

ウクライナではまだkaraokeを発見したことが無いので(そもそもカラオケがウクライナにあるん?)イヤホンをしながらハナ歌の割には大きい声で歌いながらチャリ漕いでます♪

音痴だって?息が切れ切れだって?いーねんそんなこと(๑・∀・๑)☆
ハイウェイ誰に聞かれるワケでもないからね(๑・∀・๑)

普通に音楽聴くのもいいけど、歌ってる時だけは猛スピードのトラックにビビったり、恐怖も不安も感じずいられる。だからカラオケrideは精神的にめっちゃラク(○´3`○)

GLAY5sosを歌いながら、ここではないどこかへと、胸を焦がすよ

そうして到着したのがRivne(リブネ)

前回滞在した街・ジトーミルから約190㎞3日間かけて到着!
(車やったら、たったの2時間ちょいで行けるんか…)

この街の名前、聞いたことある!とか知ってる!って人案外多いと思います。

そう、『クレヴァニ、愛のトンネル』(2014年公開)の邦画の舞台になった場所。

ちなみに私はその事を全く知らず、リブネで泊めてもらったカウチサーフィンのディマさんから教えてもらった(゚∀゚)

彼曰く「日本人観光客はみんなこの愛のトンネルに行くよー。写真映えするスポットだよー」とのこと。

そうなん!(・∀・)全く知らんかった‼︎(・∀・) 映えスポットやったら行っとこか(・∀・)♪

あとで調べたら、バックパッカーとかしてる人結構みんな行ってるんやってことがわかった。
そして、彼が案内してくれると言ってくれたので、彼を筆頭に私とケイ、もう1人一緒に泊まっていたブラジル人のグレゴリーの4人で行くことに^^

往路は鉄道を利用。リヴネ駅から乗り、クレヴァニ駅で下車。

15:10予定 リヴネ発 ⇒ 16:20頃 クレヴァニ着
運賃1人:9.16フリブニャ

電車は発車時刻が一応決まってるけど定刻にプラットフォームにはこない。で、所要時間だいたい1時間ぐらい。まぁ、いつものことやから別にもう慣れて何とも思わんw



この日は雨。東南アジアばりのスコールが降って、その後は湿気が残る曇り空。
そのおかげで気温はそこまで高くならず、むしろちょっと肌寒いぐらい。駅に来た時には雨も止んでいたので、汗をかかなくて良かった〜なんて思っていたけど・・・

左奥しおり・右奥グレゴリー・左前ディマ・右前けい

クレヴァニ駅着いたら 土砂降りー/(^o^)\ 
傘持ってて良かった。

と同時に、添乗員やってた頃のことを思い出した。

雨の日の添乗は正直しんどい。お客さんも雨の日はテンションが低め。
だから、いつも雨の日バス車内で言ってたのが

「今日はあいにくの雨ですが、実は私は雨の日も良いなって思ってるんです。せっかくの旅行やのに、なんで?って思うかもしれませんが、晴れてる日は『あー、良い天気で良かった、楽しかったなぁ』で終わりやけど、雨やったら『雨で大変やって、でもこんなことがあって、あんなことがあって、こんな旅行やってんで』って鮮明に記憶に残ると思うんです。
もちろん、私だって晴れた日に旅行を楽しんで欲しいので、てるてる坊主を作ってきました。でも、記憶に残る旅行を皆さんにして欲しいと思っていつも添乗しているので、雨もまた良いなと思ってるんです。」

あぁ、懐かしい添乗員。大変やったけど好きやし楽しかったなぁ( ˘ω˘ )



なんて思い出してたら、
大抵の人は晴れた日に行って写真撮って、「うわー!きれ〜✧*。」ってなるから、土砂降りの時に来ること自体がレアなんかも!って思えてきた。

もちろん、晴れてたらもっと写真映えして綺麗やったんやろうな〜、とも思ったけど、雨でも綺麗やし、ある意味面白いからよい(о´∀`о)

・・・と思っていた。

タイミング良くトンネルを通る鉄道を目の前で見れた!

ところが、、、、そう簡単でもなかったのね。

ここから終始蚊の大群に襲われまくるのです!( ;∀;)

リヴネは蚊が多いよってことは事前情報として聞いていました。

でも、その多さ半端ない。2秒もじっとしてたら身体中が蚊だらけで真っ黒。しかも、ここの蚊のデカさも半端ない日本の蚊の3倍はあろうかというぐらい巨大な蚊
雨が降ってるから、ちょっとは蚊の発生もマシかと思ったら、全然そんなことはなかった。

虫除けを身体中に塗りたくる彼ら
必死に虫除けをつけてる間にも蚊の襲撃、虫除けをつけても蚊の襲撃。つまり、虫除けが効かない…!

しかも雨で虫除けがすぐに流れてく/(^o^)\


なんてこった/(^o^)\ なんでやねーん/(^o^)\ なす術なし/(^o^)\

ここで登場、ひみつ道具!蚊取り線香〜ヽ(o´∀`o)


(蚊強過ぎて)あんまり効かないけど無いよりは断然良い!

けい・ディマ・しおり

もう、濡れに濡れまくったら、正直何でもよくなる。
そして謎のテンション(°▽°)

ところが!

さらに、もう一つ。蚊とは別の強力な刺客が我らを待ち受けていた…
それは、くさ。



この謎の痛い草、トンネルを3分の1ほど進んだあたりからだんだんと生えてくる。ちょうど観光客が減ってくる場所あたり。そして、進むにつれ多くなり、線路上とその周辺に覆い茂って、この草を掻き分け進んでいかなければいけない。

これがまた、痛いのなんのって、もう激痛
細い針で皮膚を刺されまくって引っ掻きまくられてる感じ(;∀;)

トンネルは全長約4㎞。カップルはこのトンネルの最初から最後までを手を繋いで歩き切ったら永遠の愛を手にすることができる♡というロマンチックな伝説があるらしい。

でもね、実際は、この蚊の大群による襲撃激痛の草のおかげで
全くもってロマンチックではなかった。
しかも大雨。全身びちょびちょ。

襲ってくる蚊を追い払い、傘を振り回して草をなぎ倒し、
手を繋いでる余裕なんてない!!

なんとか1時間弱かけて歩いたけど、とてつもなく長い距離と時間を歩いた気分やった。
よー歩いた。

歩き切ったあと、ふと足を見たらとんでもない事に。



な、 な ん だ こ りゃ (;∀;) 

巨大蚊に刺されたのと、痛い草で、脚全体が熱を帯びて腫れてる(×∀×)

(帰宅後、タイガーバームとムヒとオロナインをベッタベタに塗って、3日後には少しマシになりました。)

そうして復路は最寄りのバス停から路線バスに乗り、45分程でリヴネ市内に戻ってきました。
バスの運賃は1人5フリブニャ。

 生 還 !

連日飲んでいたテイクアウェイのコーヒー。戻ってきた時に飲んだコーヒーは前日の何倍も美味しく感じた。

いろんな意味で忘れられない、記憶に残る1日。
この後しばらく私達は草恐怖症になった。

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